2009年6月25日
ウランの歴史や成分について
単体では銀白色の金属で、常温常圧での安定構造は斜方晶構造(α型)であるが、668 ℃ で正方晶構造(β型)へ、775 ℃ で立方晶構造(γ型)へ相転移する。比重 19.05(25 ℃)、融点 1132 ℃、沸点 3745 ℃。地球上で産出される元素のうち最も原子番号・原子量の大きい元素であるが、原子半径も大きいため比重は白金やイリジウムなどより小さい。
常温の水やアルカリに不溶。ほとんどの酸に溶ける。塩素などのハロゲンや、高温の水素・窒素と反応する。ウランはアクチノイド元素のひとつであり、化合物の原子価は+3価から+6価をとりうる。これはアクチノイド元素の5f, 6d, 7sの電位が極めて近いためである。一般に+6価が最も安定である。3価の溶液は赤色となる。4価は硝酸水溶液および酸化物等では安定な価数であり、溶液にしたときには緑色になる。+6価のウランは一般に黄色を呈するため、イエローケーキと呼ばれる。溶液にした場合にはUO22+のイオンとなる。
酸化ウランの利用は紀元後79年にさかのぼる。イタリアのナポリ付近で製造されていたセラミックには1%程度の酸化ウランが混合されており、黄色の美しい色彩を有していた。19世紀にこのガラス製品が再発見された時点ではウラン源としてはボヘミアのハプスブルク銀鉱のみが知られており、ナポリの地元のガラス工は成分を秘密にしていた。
元素としてのウランはマルティン・ハインリヒ・クラプロート(M.H.Klaproth)が1789年に閃ウラン鉱から発見した。1781年にウィリアム・ハーシェルにより発見された天王星(Uranus)が語源となっている。クラプロートは、閃ウラン鉱から分離した酸化物を炭素で還元して金属光沢を持つ黒色粉末を分離。この物質を金属ウランと発表したが、これは後に酸化物だと判明した。1841年にウジェーヌ=メルキオール・ペリゴーが塩化物をカリウムで還元することにより初めて金属単体として分離に成功し、1850年にはイギリスでガラスの成分としての利用が始まった。
生産と利用
ウランは地殻や海水中に微量ながら広く分布している元素であり、存在量はスズと同程度である。現在までに知られているウランの70%はオーストラリアに埋蔵されており、なかでもオーストラリア南部のオリンピックダム鉱山が世界最大とされる。一方、輸出量としてはカナダが世界最大で、サスカチュワン州とアルバータ州の北部にまたがるアサバスカ堆積盆地で高品質のウランが産出されている。他、ウラン鉱山としてはコンゴ民主共和国のシンコロブエ鉱山やニジェールのアクータ鉱山などがある。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
最近なんだかんだとウランに関わるニュースが多いですね。
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